趣旨
四国は国内でも水不足が多発する地域であり、洪水の危険度も高い。四国最大河川である吉野川は、長期にわたって頻繁に渇水に見舞われており、上流での森林荒廃による水資源への影響や、下流での水環境問題も発生している。
四国および吉野川流域の気候変動を考慮した水資源政策の難しさは、この様な水資源に関わる自然現象に加え、水利用の権利関係や社会経済に対する影響の複雑性にあり、地域、流域内での水資源管理における合意形成が困難なことにある。
IPCC第4次評価報告によれば、大雨の頻度が増え、渇水の影響を受ける地域が拡大することが予測されており、気候変動による降雨量や降雨パターンの変化は、ただでさえ厳しい四国および吉野川の水資源量を変化させることで、経済活動や生活用水としての利水のみならず、水環境や洪水調節機能にも大きな影響を与えることが懸念されている。そこで、私ども高知工科大学では東京大学と連携し、「気候変動下における四国の水資源政策決定支援システム」について共同で研究を行っております。
気候変動の影響を考慮した水循環、水利用、水環境の自然現象から社会現象に至る統合シミュレーションモデルの開発によって、四国および吉野川における社会経済への影響に対して適切な適応策の選択あるいは政策の立案を行う判断材料となることを期待しております。また、政策決定においては、地域住民と合意形成を図りながら決定していくことが必要不可欠であると認識しております。地域住民が納得する方法で水資源政策を図っていくために、合意形成に必要となる情報を提供するとともに、住民の受忍意図を把握するためにシンポジウムを開催しております。
開催概要
シンポジウムは、普段当たり前に使っている水資源について考える場になることを目指しております。そのため、気候変動による水資源の変化や洪水・干ばつなどの自然現象と、その社会経済への影響について情報提供を行います。多くの方に参加していただくことにより、地域住民の水資源に対する認識を反映させた水資源政策の検討が可能となります。
私どもは、参加者のご意見や水資源に対する認識の変化などを参考に、気候変動に対する適応策を模索しており、シンポジウムを通して更なる影響緩和に向けた取り組みが行われることを期待しています。このシンポジウムは毎年の開催(5年間)を予定しており、今年度は2回目の開催となっています。皆様のご来場をお待ちしています。
*当日会場に来られない方も、後日インターネットにて参加できる環境を整えておりますので、多くの皆様にご参加頂けることを楽しみにしております。
今年度の開催日程
| 日時 | 場所 | シンポジウム内容 | ||
| 徳島県 | 2012年2月5日(日) | 13:30~16:00 | あわぎんホール 小ホール | 【PDF】 |
| 香川県 | 2012年1月28日(土) | サンポートホール高松 第2小ホール | 【PDF】 |
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| 愛媛県 | 2012年1月29日(日) | 愛媛県男女共同参画センター 多目的ホール | 【PDF】 |
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| 高知県 | 2012年2月18日(土) | 高知市文化プラザかるぽーと 小ホール | 【PDF】 |
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| 四国中央市 | 2012年2月19日(日) | 川之江文化センター 第1講義室 | 【PDF】 |
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主催: 高知工科大学、東京大学
○ 参加費無料となっておりますが、お席に限りがございますので上記登録をお済ませ下さい。
○ 登録頂きました個人情報につきましては、シンポジウムなど研究業務のみ使用し、厳密に管理致します。
問い合わせ先
高知工科大学 社会マネジメントシステム研究センター
Tel: 0887-53-9070
E-Mail: yoshino@kochi-tech.ac.jp